カレーライス



カレーライス、究極の好物。

「カレー」ではなく「カリー」でもなく、あくまでも「カレーライス」だ。

敢えて「カレーライス」と表現するのは、日本の家庭で食べられる、
言い換えると、日本の家庭で作られる、ごく一般的なカレーライスのこと。

ただし、今日はレトルト・カレーのことではない。
固形のルーを溶かして煮込む、オーソドックスな、日本的なカレーのことである。

特にメーカーに拘りがあるわけではない。

例えどんなメーカーのカレーを使って作ったとしても、
家庭で具材を入れ、鍋で煮る工程は、変わらないだろうけど、
具材の種類、または具材の切り方は、家庭によって異なるだろう。
それがその家庭の個性となるのである。

そして日本人の子供は、幼少の頃から、家のカレーを食べる訳である。
多分、これはあくまでも想像だが、頻度が多ければ週1回くらいは作るかもしれない。

また頻度が少なくても、月に1度くらいは家でカレーを作るのではないかと想像する。

そして我が家は、当然ながら頻度が多い家庭の部類に属する訳である。

では何故、自分はカレー好き、家庭のカレー好きになったのかというと、
今でも忘れることのない、自分の「5歳の誕生日会」の記憶。

当時、引っ越して来て間もない頃だったが、幸いにも近所には同年代はもちろんのこと、
上も下も1〜2際違いの出来たてホヤホヤの友人たちに恵まれた。
(もちろん、両親もそういう環境も含めて引っ越し先に選んだに違いないと思うが…。)

多分、10人近く居たような記憶だが、何れにしろ大勢だ。
ワイワイ盛り上がって話したり、プレゼントをもらったりしたのだが、
みんなでカレーライスを食べた記憶だけは鮮明だ。
お袋の作ってくれたカレーライスをみんなで頬張って食べた。

…もう50年程前の記憶である。

きっと自分の中のインパクトが強過ぎたのかも知れない。

それから、家のカレーには、様々な具材が入れられた。
おかげで、人参やピーマン嫌いにならずに済んだ。

きっとこのままカレーライスは究極の好物として、自分の中に君臨し続けることだろう。
(※但し、本場インドのスパイシーなカレーも大好きであることは勿論である。)




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